キチガイ地獄

久々に夢野久作全集に取り掛かっています。
今日は、噂に名高い名作、瓶詰地獄などを読みました。
確かにこれはいいですね！短編なのに、どうしようもないやるせなさ、追い詰められる感じ。
色々解釈あるようですが、やはり手紙の時系列が逆転している、と読むのが普通かなぁ？それも凡人の発想なのだろうか。
また、今日読んだ中で気に入ったのは今日のタイトル、「キチガイ地獄」です。
現代だったら放送禁止用語ですよね。
しかしどうしてこう、夢野久作の書く精神異常者はなんとも言えない不気味な美しさがあるんだろう・・・
不謹慎に思われるかもしれませんが、本当に素晴らしいと思いますよ。
夢野久作読んだ後だと、現代作家（推理小説家とかホラー作家）が書いてる精神異常者の描写が安っぽく見えます。勿論、私が知らないだけで上手い作家さんもいるんでしょうが・・・

今は「復讐」読んでます。
思うんですけど、夢野久作の作品に出てくる美少年も好きなんだな、私は（笑）。
勿論、真面目に作品も大好きです。
今日は特に何もなかったのでこんなことをつらつらと語ってみました。
ちなみに、寺山修司の「幻想図書館」買ったので、こちらも読むのが楽しみです。