人生、いろいろ

久しぶりに、モノクロニクル。の志波とシンを描いてみた。

某様宅の婚活奮闘記を読みながら、思わず自分もぐっと手を握り締めてしまう私です！
ああ～、私も高校生時代の予定では26歳専業主婦のはずだったのにぃ～。とはいえ、私はなんとなく気が乗らなくていわゆる婚活みたいな事はやってませんが。
なんか、この1～2年で自分が結婚に向いていないであろうこととか、色々考えてもう自然体でいいなって感じです。

最近、人形教室で先生とマンツーマンになる事が多く結構人生観の話になるので、ここでも書いてみようかな。まあ、雑誌の人生相談コーナー程度に読み流してください。

私の育った環境ですが、父親が超絶古風な人で（考え方は80代のおじいちゃんって感じ）とにかく「男は仕事、女は家を守って口を出すな」って人でした。証券マンで、バブル時代はイケイケでしたし。母親も、ちょっとしかOL経験なくてザ・専業主婦でしたし。
ちなみに、バブル崩壊とか父親の病気とかあって、今は大分違うんですけどね。いずれにしても、私の思春期というか、ベースになる部分はそんな家庭で作られました。

だから私、ずーっと小さい頃から「なりたい職業」がなかったんですよ。や、女はいずれお嫁さんになるもんだし。まあその前、2～3年OLやるとか、そんなもんでしょ。と思ってましたから。
小学校の卒業文集の「将来の夢」は困りましたね。周りの一番人気が「保母さん」だったので真似してそう書きましたけど、ちっとも保母さんになりたいなんて思ってませんでした。

中高は父親の気に入った（私も気に入ってましたし、今でもその学校に通った事は良かったと思ってますが）女子高に通い、大学決める時も「まあ、別にばりばり仕事する気ないですしw」と思って、１）お嬢様っぽい、２）国際結婚のチャンスが広がりそう、３）ファッション好きですし、ってことでフランス文学科に進みました。そう、全ては結婚の可能性を高めるために・・・！！

なのに、どうしてこうなったwwwww
特に大学の進路選びの話はよくネタで使ってみんな聞くとめっちゃウケるのですが、本気でしたから。今考えても、すごい思考の高校生だ。でもそれしか将来が描けなかったからね。

じゃあ今、自分を振り返ってどうか。
周りの友人は続々結婚、中には子持ちもちらほら。羨ましいなあ、と思う事もあるけれど。
時折、向こうは向こうで私みたいな生き方を羨ましいと思う事もあるんだろうなあ、と思ったりします。やっぱり、家族（特に子供）が居たら、自分勝手に旅行もできないもの。

きっと、大学出て普通に大手金融機関の一般職に就職していたら、当時付き合っていた彼と結婚していただろうな。事実、向こうの実家でおじい様まで入れて食事会とかもやったしw
何を思ったか、自分で言うのもなんですが思いっきりキャリア路線のマニアックな業態の金融に。元々すごく負けず嫌いな性格だから、一気に「男のくせに私よりも根性ないなんて許せない、仕事は気合い入れてやりやがれオラァ」路線に。
こ　れ　は　も　て　な　い

まあでも、これが本来の自分の性格なのだろうし、落ち着くところに落ち着くべくして今があるのだろうなあ、と最近は納得しています。
学生の頃には想像もしなかった、こんな風に働けている事だけでも、自分は幸せだなと思ったりします。それはそれで、誰にでもかなえられるものではなかったと自負しているので。

人はおおむね自分で思うほどには幸福でも不幸でもない。
肝心なのは望んだり生きたりすることに飽きないことだ。

ロマン・ロランなのかな。私はイノセンスで知りましたけどw
この一言に、人生は集約されている気がします。
Life, what is it but a dream?も好きだけどね。