2011年一人旅＠チェコを行く

ドブリーデン！そんな訳で、ヤン・シュヴァンクマイエル好きが高じて行って来てしまいました、チェコ！今回の旅では特にトラブルもなく無事帰国しました！あ、もちろん今回も一人旅です・・・ 

今回、値段やスケジュールの関係から噂のアエロフロートでの旅となりました。が、事前の評判と違ってCAもみんなすごくフレンドリーでめっちゃよかったです！機内食も思った程は悪くなかったですし。デザートはいかにも海外のお菓子な甘さでしたけど、悪くありませんでした。いや、とにかくCAがみんな感じ良かった。びっくりしました。 

今回の滞在はグランド・ホテル・ボヘミア。私は原作も実写版も見てないので知らないんですけど、のだめカンタービレで泊まった宿としても人気があるみたいですね。私はロケーションとネットの口コミでここにしました。旧市街広場からもすごく近くて、部屋も清潔で良かったです。 

そんな訳で、美しい旧市街広場！天文時計は世界三大ガッカリの一つらしいですが、私は事前にYouTubeで予習してから行ったのでガッカリせずに済みました（笑）。 

ちなみに共和国広場からも激近。ここには、パラディウムというショッピング・センターもあり中にはスーパーマーケットも入っているので便利です。しかし、チェコは花が多い！晴れている日は特に、青空と花のコントラストが美しいです。 

しかし、こんな像を飾ってしまう所がチェコなんでしょうな。エステート劇場前の銅像。怖すぎるwww 

そしてカレル橋から望むチェコ城一帯。 

今回の旅の目的はいくつかあるわけですが、その一つがビール！チェコはピルスナー発祥の地とも言われ、とにかくビールが安いとか。私も今回の旅行では、必ず昼夜ビールを飲むことを日課にしました。 

この写真は、プラハ城そばの露天で買ったビール。これで200円しないくらい！！安い！坂を沢山あるいて疲れたので、ビールで休憩です。 

プラハ城の方から見下ろした旧市街を中心とする街並。 

 

プラハ城の聖ヴィート教会のミュシャによるステンドグラス。これに限らず、構内はゴシック好きには見どころ満載なので、ぜひツアーチケットを購入を上ゆったり見て頂きたく。 

別に有名なものではないっぽいんですけど、自分的に満足な1枚。

そして憧れのＧＡＭＢＲＡギャラリーへ。アトリエの片隅というだけあって、小さな部屋2部だけでの構成です。すっごくヨボヨボのおばあちゃんが一人で店番してるが大丈夫か～（＾＾；とりあえず、ＡＮＡＬＯＧＯＮの最新刊を購入しました。 

近場の見どころということでは、ストラホフ修道院の図書室。天井まで本が詰まった姿ていうのはなかなかファンタジーな世界。 

 

2日目は、クトナー・ホラまでお出掛けしてきました。そう、旅の目的の一つ！コストニツェに行くためです！コストニツェは何万人もの人骨で装飾されているという教会。プラハから電車でもバスでも1時間くらい。 

コストニツェでは入り口で「Ｓｔｕｄｅｎｔ？」って聞かれました！おばちゃん、ありがとう・・・！海外でも学生だと間違われたの何年ぶりかな・・・（遠い目） 

 

3日目のメインはマリオネット作り。そう、チェコと言えばマリオネットですが、自分でも作れるのであります。 

プラハ城の近くにも比較的大きな店舗を構えるマリオネティ（Marinety）ではワークショップもやっていて、事前に予約すると自分でマリオネットを作れます。ちなみに、工房はFLORAにあるので注意。思いっきり普通のアパルトマンの1室です・・・私も最初分かりませんでした（＾＾；事前に詳しくメールで聞いておいてよかった。呼び鈴を押して、開けてもらいます。 

アトリエの中は時間が止まったような空間でした。大きいワンちゃんが2匹います。 

ベースになるマリオネットを選んだら、自分が好きなようにペイントしたり場合によっては服を着せて、ニスを塗ります。組み立ては一部職人さんに手伝ってもらいながら糸を通して完成！私は悪魔さんを作りました！ 

 

あとは、やはりプラハと言えば前述のミュシャでしょうか。ムハ美術館もありますし、市民会館のミュシャデザインの広間も綺麗。ツアーに参加しないと見られないんですが、ツアーはギリギリだと満員になってしまうので要注意です。余談ですけど、ミュシャ美術館ではフランス語しか分からない年配女性のチケット購入をお手伝いしました。プラハは年配フランス人観光客も多い。いかにもマダム～なおばちゃまだったのですがすごく感謝されて、私も嬉しかったです。 

 

チェコ観光の最終日はチェスキー・クルムロフへ。Ｓｔｕdent Agencyのバスで行きましたが非常に快適でした。お勧め！片道3時間、結構気合いの居る観光ですが生憎のお天気。雨に降られなかっただけマシかな。 

赤い屋根の街並がかわいい。PENさんのジオラマアートフィルタで撮影すると本当におもちゃの街みたいに映ります。天気が良かったらもっと綺麗なんだろうなあ。 

チェスキー・クルムロフで楽しかったのは現代美術。ヴァーツラフの地下牢が今はセラミックアートの展示に使われています。 

モノクロで撮影すると何とも言えないは迫力が・・・（＾＾；チェスキー・クロムロフまで来て地下牢のアート展示見る物好きは少ないらしく、人気がないので正直ちょっとびびりながら撮影！ 

チェスキー・クロムロフでは他にも思わぬ収穫が。時間が余ったのでエゴン・シーレ文化センターに何気なく立ち寄ったところ、99年にヤンさん＆エヴァさんが展示を行った時のポスターが販売されてました！普段ポスターなんて買わないから見ないんですけど、たまたま前の人が開いた所がここだったみたいで目にとまり・・・約1000円でしたので迷わずお買い上げ！残り後10枚以下、みたいでした。まあ99年だもんなあ。 

 

夜のチェコの街も美しいです。治安もいいので、特に中心部だったら夜遅くなっても全然大丈夫。 

今回はせっかくチェコに行ったので、毎晩オペラや人形劇、オルガンコンサートを見て回り、その後1杯引っ掛けて帰りましたけど何にも問題ありませんでした（笑）。 

ベタだけど人形劇は良かったですね。私が大好きなヤンさんのファウストの世界そのままな感じでした。ジリリリ、っていう開演のベルだけで感動していれば世話ない感じです。 

滞在中、ロシアでアイスホッケーチームを乗せたチャーター機が墜落するという痛ましい事故があり、チェコ人の選手も犠牲になったそうです。旧市街広場にはキャンドルや花を供える人の姿が後を絶ちませんでした。私も出発の日の朝、花を供えてから失礼しました。 

 

実は写真は900枚近く撮影していたんですけど（汗）とりあえず旅をコンパクトにまとめるとこんな感じです。 

チェコで何が驚いたって、とにかく人がいい事ですね。お世辞じゃなくて、まじでみんなすごく感じがいいです。お店も人も、街の人も。 

一例として挙げると、私今回の旅で典型的な土産物屋のおにーちゃんから絵ハガキをタダでもらいました。5コロナのハガキ買うのに私が100コロナ札（って言っても約500円ですよ）しか持ってなかったからなんですけどね。普通この手のパターンだと、１）釣りがないからという理由で売ってもらえない２）釣りがないからという事で他の不要なものまで売りつけられるのパターンなんですけど、「だって5コロナだよ？こんな安い物、気にしなくていいよ！持って行って！」って中心部の土産物屋の、決して見た目は穏やかな感じじゃないおにーちゃんが言ってくれるってすげー街だと思います。 

心配していたんですが、普通に観光する分には英語も十分通じました。英語だかチェコ語だか分かんない人は結構いたけど（＾＾； 

プラハは完全に万人受けの観光地化しているので、その他にも郊外の街を回るといいと思います。 

食事が微妙だったんですが、チェコ人の人達の勤勉さと感じの良さで帳消しって感じですね。いい旅行でした！！

旅は出発した瞬間から終わり始めていると言うのはいつも感じている事なんですけど、今回もまさにそんな感じでした。
ああ、また長い旅行は1年お預けか・・・と思うと寂しいのであります。