イヴ・サンローラン！

大学時代の友人と、公開中のイヴ・サンローランを観て来ました。

映画のシナリオとしてはイマイチな部分もあるのでしょうが、如何せんその内容のセンセーショナルさと役者の良さ、音楽の良さ、そして何よりも当時のコレクションのかっこよさでもう本当にお腹一杯でした。
いや・・・大まかな展開は知っていたのですが、カール・ラガーフェルドの恋人との関係にはビックリ！というか、カールはまだ存命なのに大丈夫なのだろうか？
ところで、興味を持って調べたら、日本公開中のイヴ・サンローランの後に、同じ題材を扱った「サンローラン」なる映画がフランスでは公開されたのですね。こちらのサンローラン役は、ギャスパー・ウリエル！

没後、パートナーであったピエール・ベルジェがコレクションをオークションに出して以来、フランスモード界の壮大なネタバレとも言える題材の注目が集まっていると言う事でしょうか？

ちなみに、予告編を見ただけでも、日本公開中のイヴ・サンローランとは随分と違った印象を受ける「サンローラン」。本国フランスでは、le Figaroが比較対象レビューを掲載していて、面白いです。
2作品を7つのポイントの違いから説明。中心的な舞台となる時期の違いはもちろん、イヴを語る上で生涯のパートナーであったピエール目線で語るか、入れ込んだ愛人であったジャックを中心に語るか、これは決定的な違いと言えましょう。

ちなみにこの他、数年前にピエールによるイヴの遺品整理をきっかけとして二人の関係を紐解く、ドキュメンタリー映画も制作されていたのですね。
興味がわき過ぎて、Amazonで注文してしまったので、こちらを見てみてまたまとめてみたいと思います。その時は、Diaryの方にまとめるかもしれません。

ギャスパール・ウリエルも好きなんだけど、この映画で初めて知ったピエール・ニネ。いいなあ。神経質そうな美しさが素敵。